「右エンジンから火が出ている」
2月23日午後3時ごろ、新千歳空港で札幌発福岡行きJAL3512便ボーイング737-800が、激しい降雪のため離陸を見合わせ、機体に積もった雪を取り除くため誘導路を移動中、エンジントラブルで出力が上がらず停止した。そして、機長から管制塔に「右エンジンから火が出ている」と通報があった。
こういう事故って、年に数回耳にする気がします。
年間数十回も飛行機に乗っている人なら、思ったより高い確率で遭遇する可能性があるんじゃないでしょうか。
そんなときのために、私も飛行機に乗ったら一応シミュレーションはしておくんですよ。緊急事態にはどうすべきか。
とにかく落ち着いて!
まず大事なのは落ち着くことです。
パニックになると、周りの人にも影響を与えますし、パニックになった人を落ち着かせようとCAさんが時間を使うことになり、全体の安全誘導の時間をロスすることになります。
落ち着いて、どこで何があったのか情報を正確に聞いておくことが大事です。
後ろから出火という情報があるのに、後方に向かったりしないように。
緊急着陸時は頭を守ること!
もし、緊急着陸とか不時着という場合には、頭を下げて安定した姿勢を取ります。
ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルのテレビシリーズ「メーデー!:航空機事故の真実と真相」を見ていると、不時着の際には、いろんな物が飛んでくるようです。
頭にぶつかって怪我しないように、帽子やパーカーがあれば被ったり、毛布を被ったりするといようです。ただ、引火しやすいフリース生地なんかは避けたほうがいいようです。
脱出用スライド使用時は荷物を持ってはいけません!
今回のJAL機の事故の際、脱出用スライドに荷物を持って避難した人が多数いたようです。
中にはスーツケースを持っていた人も!
これは絶対やってはいけないことで、荷物を持って避難すると、荷物で脱出用スライドを傷つければエアーが抜けて使えなくなり、乗客は高所(B737だと2.5メートル)の機体に取り残されることになります。
まさに、自分だけ良ければ良いという行動です。
もちろんハイヒールももってのほかです。裸足になってください。
脱出したらすばやく機体から離れる
さらに、脱出したらできるだけ遠くに逃げることが大事です。
大量の燃料を積んでいる機体に引火したらどうなるか。
空港関係者に安全な場所を確認して、素早く逃げることです。
今回のJAL機事故の際にも、脱出後に機体側にたむろしていた乗客が多数いたことが問題視されているようです。空港関係者が誘導しなかったのか?と。
母の知人が数年前に脱出用スライドから避難する自体に遭遇したそうですが、その後、真冬の寒い時期にもかかわらず、しばらく外に放置されたらしいのです。
寒くって風邪をひいたと言ってました。
脱出するとき、もし、余裕があれば、荷物を持ってはダメだけど、たくさん着込んでおいたほうがいいかもしれません。ぶつかったときにクッションにもなりますし。
まとめ
宝くじに当たるほどの確率でしか遭遇しない飛行機事故ですが、確率はゼロではありません。
もしものために、ハイヒールを履いている人は室内履きに履き替える。
引火しにくい素材の衣服を着て、帽子もあると、尚可。
非常口の場所は確認しておく。
何より大事なのは落ち着くこと!
もしもの場合をシミュレーションするために、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルのテレビシリーズ「メーデー!:航空機事故の真実と真相」を見ておくといいですよ!
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