大人のりんご病

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前回の更新から1ヶ月以上空いてしまいました。

その理由の一つは、りんご病という可愛い名前の、非常にやっかいな病気にかかってしまったことです。

りんご病とは?

りんご病とは、正式には、伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)という病気で、ヒトパルボウイルスB19というウイルス感染によって起こる病気です。

通常は子供がかかる病気で、子供の場合、熱も出ず、ほっぺが赤くなることで気づことが多いそうです。

ほっぺ以外にも、腕、お腹、太もも、お尻などに小さくて赤い斑点が出るのが特徴だそうです。

発疹が出る前に、鼻水、咳、発熱といった風邪のような症状がある場合が多いようです。

大人の場合、半分くらいの人が免疫も持っていると言われていますが、生涯で複数回かかることもあるらしいです。また、大人の場合、子供に比べて重くなることが多いようです。

子供がかかって親に移った場合には、りんご病だと気づきますが、普通の生活上で感染した場合、りんご病だと気がつかず、とにかく倦怠感が長引くので、うつ病だと思う人もいるそうです。

病院に行っても、「りんご病は大人は罹らない」という医者もいるらしく、原因不明として膠原病を疑われたり、とにかく厄介な病気のようです。

我が家の場合

まず、ある日突然、7歳の息子に38℃の熱がありました。その前から軽い鼻水や咳といった症状があったので、風邪をひいたのだなと思いました。熱は半日で下がり、その後はすっかり元気になりました。

続いて、翌日、3歳の娘にも熱がありました。38℃くらいですが、その割りには元気で、本当に熱があるの?という感じでした。娘は鼻水や咳といった症状は一切ありませんでした。

そして熱が下がってから24時間後くらいでしょうか。お腹がかゆいというのです。見てみると、赤くて小さな斑点がたくさんお腹に出ていました。一見、あせもにも見えるような感じです。

熱を出した汗をかいたから、あせもが出来たのかな?と思っていると、手のひらや足の裏にも出ています。

足の裏はさすがにおかしいと思って、インターネットで調べてみました。

最初は風疹かな?と思いました。風疹とりんご病と、溶連菌は結構似ているらしいのです。

ですが、風疹は発熱中に発疹が出るらしい。逆に、りんご病は熱が下がってから斑点が出るのでこれかな?と思いました。

そう思っていたところ、顔の両ほっぺにも少し斑点が出てきたので、これは間違いないと思いました。

それから、りんご病は、斑点が出てきた頃には、既にウイルスは非常に少なくなっているので感染力はほとんどないそうです。

大人に感染

よくある子供の病気なんだな、治って良かったなと楽観的に思っていました。それから数日後、寝ている最中、夜中にふと目が覚めると、ものすごく喉が痛いのです。「あれ?おかしい」と直感的に思いました。

起きてから数時間は普通に家事をこなしていたのですが、夕方頃から悪寒がしてきて、熱を測ると38.5℃もあります!久々の発熱です。

そんな時、夫が家のことや子供の世話をしてくれると助かるのですが、実は夫も数日前から体調不良でずっと寝込んでいたのです。

夫の症状はとにかく鼻水です。1日ティッシュ2箱くらい鼻をかんでいました。それからとにかくだるいんだそうです。「働きすぎてうつ病になっちゃったかな」なんて言ってます。

「いや、その前1週間くらい休暇だったし、テニス三昧でしたから、あなた。」ってツッコミを入れときましたが。

そんなこんなで、大人が2人とも病人なのに、子供達はにかく元気いっぱいです。すぐにお腹空いたとか、どこか行きたいとか言います。

私は38℃オーバーの身体にムチを打ち、とにかく洗濯と食事の支度はこなしました。出前という選択肢もあったんですが、なんだか、こういうときって、家のご飯とか、あっさりしたものが食べたいのです。

そんなこんなで丸2日間くらい熱と戦って、朝起きてみると、すっきりしてるんです。あ、治ったんだなと思いました。

(ちなみに、このときは普通に風邪をひいたんだと思っています。)

さて、すっかり元気になり、娘が前の週にりんご病らしき病気になったなんて忘れていたのですが、次の日、なんだか顔が妙にかゆいのです。

鏡で見てみると、頬が赤くって、子供の典型的なりんご病の症状です。

それから、腕や太ももや足の裏にも現れてきました。

なんだ、やっぱりりんご病だったんだなと思いました。

それから、耳の下のリンパが腫れていたり、脇の下のリンパも痛い。夜寝ていると、手足がとてもむくんだりします。

ネットで見た、大人のりんご病の症状とも完全にマッチします。

しかし、りんご病ってかわいい名前なのに、鼻水、咳、喉の痛み、リンパの腫れ、発熱、発疹、むくみ、かゆみ、と症状が多岐に渡ってすごい病気ですね。

ネットで大人で実際に罹った方の症状をみてみると、発熱しないと、倦怠感や風邪の症状がものすごく長引くようです。1ヶ月くらいかかるようです。

私はすぐに熱が出たので、ウイルスを殺せたのかなと思っています。

やっぱり熱を出すっていうのも大事なことなんだなと実感しました。熱が出るのは意味があることなので、解熱剤とか安易に飲んではいけないんだと思います。(どんな病気でも、解熱剤で無理に熱を下げると、なかなか症状が治らなかったり、運が悪いと、変な場所にウイルスが入り込み、髄膜炎になったりするそうです。)

さて、旅行に出発するときに、こんな病気にかかっていたらどうしよう?と思いました。

最初は、ちょっとした風邪だと思って海外に行ってみたら、全然治らずどんどんひどくなる。

子供はたいしたことがない場合が多いみたいですが、お子さんがこういった症状があった後、家族が風邪をひいたと思ったら要注意ですね。

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