ロストバゲージ(1)の続きです。
2度目のロストバゲージは、ニュージーランド航空でタヒチからニュージーランドのオークランドへ着いたとき。
オークランド経由でタヒチに行った帰りで、オークランドでストップオーバーし、数日間滞在する予定でした。
同行している家族のスーツケースは全部ターンテーブルに乗ってきたのに、私のスーツケースだけが出て来ません。
日中の平均気温30度以上のタヒチから、すでに秋で日中の平均気温が10度台のオークランドへやってきたのです。
暖かい衣類や下着は全てスーツケースの中。しかも子供の衣類も半分一緒に入っていました。
ロストバゲージと確信し、カウンターに行って、必要な手続き(滞在先のホテルの住所の連絡など)を済ませてホテルに行きました。
普段、海外旅行保険はクレジットカード付帯のもので済ませているのですが、この旅行は子連れだったため、別途、家族全員分の海外旅行保険に入っていました。
ホテルに着いて、この保険の規約を見てみると、「航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約」というのがありました!
つまり、預けたスーツケースが、飛行機到着後6時間以内に私の手元に届かなかった場合に、購入・レンタルした衣類や、生活必需品(洗面用具など)、鞄などの身の回り品の費用を10万円を限度として支払ってくれる、ということです。
今まで海外旅行保険は心の保険と思って、掛けていても実際に請求した経験はなかったのですが、このときは本当に保険に入って来て良かったなと思いました。
さて、早速、ショッピングモールへ必要なものを買いに行きました。(ちなみにこのとき行ったのは、オークランドでお気に入りのショッピングモール、Westfiled Albany)
購入したものは、セーター、化粧品一式、下着、靴下、子供の長袖衣類の総額約5万円。化粧品は、化粧水や乳液など一式必要だったので、ドラッグストアで安いものを購入したのですが、それでも結構な金額になりました。
なんだかんだとこの買い物に時間がかかり、この日はこれで終了。ホテルへ戻ると、私のスーツケースが届いているではありませんか!
空港の到着時刻からおよそ12時間後だったと思います。
海外旅行保険の補償条件には当てはまるはずだと思いつつ、少し不安でしたが、帰国後、必要書類を提出すると、無事にこれらの買い物代金全額が返金されました。(帰国時に、オークランドの空港で、スーツケースが6時間以上手元に届かなかったという証明書類をもらうために、多少たらい回しにされました。空港の端の方にあるニュージーランド航空の事務所に行くと無事発行されましたが、これが結構時間がかかりました。)
海外旅行保険に入っていた良かったなと実感した出来事でした。