短期語学留学、ホームステイってどうなの?
英語圏の国に、長期休暇を利用して語学留学・ホームステイすると英語力はUpするのかどうか。
(そもそも英語力ってなんなのか、という話があるのでそれは後ほど)
私の経験からすると、もちろん行かないよりはUpするけど、場合によっては、同じ費用をかけるなら、国内の語学学校でマンツーマンレッスンを受けたほうがUpするかな〜と思っています。
私は、学生時代に春休みと夏休みは毎回必ず海外に長期脱出していました。
大学1年のときは500点程度だったのが、新卒で会社に入社したときにはTOEICが860点でした。
語学学校に通ったのは、
- ニュージーランド(オークランド)1ヶ月
- カナダ(トロント)1ヶ月
- オーストラリア(パース)1ヶ月
の3回です。その後は、パースでホームステイしたファミリーと仲良くなったので、パースに行ってホームステイだけさせてもらって、ダイビングのライセンスを取ったり、マンツーマンの英語レッスンに通ったりしていました。
今回は、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアの語学学校の比較と、短期留学ってどうなの?っていう話をしたいと思います。
ニュージーランド、カナダ、オーストラリアの語学学校の話
英語力がUpするかどうか、という観点で言うと、日本人が多いクラスに入ると英語力Upは難しいと思います!
春休みや夏休みは、日本人の学生の比率がすごくUpするんです。場所によって、レベルによってはクラスメンバーのほとんどが日本人なんてこともあります。
ニュージーランドとか、オーストラリアは特に日本人多いですよね。
カナダもバンクーバーは日本人が多くて、トロントや東海岸は少ない。
アメリカもメジャーな都市の語学学校は日本人が多いらしいです。
逆にイギリスの地方都市に行くと日本人は少ないようです。
ニュージーランドの語学学校
私の経験では、ニュージーランドのオークランドの学校は日本人は多かったけど、一応クラス内の国籍バランスが考えられていて、日本人は3分の1以下になっていました。あとは、韓国、台湾、タイの学生がそれぞれ同じくらいの割合でした。
ただ、この時、オークランドに一緒に行った大学の同級生が通った語学学校は90%以上日本人だったそうです。
友達は、「ときどき、ここって外国なんだっけ?と思うよ〜。先生だけが外国人で、たまにみんなが日本語で話始めるから。」と言ってました。
春休みだったので余計そうなってしまったんだとは思いますけどね。
私が通った学校は、中心部から少し離れていたので、長期(半年〜1年間)で留学している学生が多かったです。授業内容も結構楽しかった記憶があります。
Kiwi Englishスクールという学校で、大学1年の終わりの春休みに行きました。これが初めての海外体験です。
英語力はどのくらいUpしたかというと、ヒアリング力は結構Upしたんじゃないかと思います。TOEICでいうと50点分くらいでしょうか。(元が低かったので・・・多分500点レベル)
それから、日常会話のフレーズを自然に覚えた気がします。
「かゆい」とか受験英語にない単語は知らなかったので。。
日本の英会話学校に通えば3~6ヶ月分くらいの英語力Upにはなったかな。。
カナダ(トロント)の語学学校
大学2年の夏休みには、カナダのトロントの語学学校に行きました。
この学校、とにかく費用が安かったんです。
でも行ってみて、なぜ安いのか理由が分かりました。
夏休みに急に生徒が増えてしまい、先生1人に対して英語レベルがバラバラなクラスメンバーが15人以上いて、部屋もぎゅうぎゅう詰めです。
しかも、授業は午前2時間か、午後2時間のどちらかだけ。
ただ、日本人はほとんどいませんでした。
トロントといっても、トロントの端、ほぼ隣の市にありました。
クラスメートは、韓国人と中南米からの生徒が多かったです。
日本語が通じないという意味では英語を話さないといけないんで良い環境だったのですが、何せ先生が足りていないのえす。いろんなレベルの学生が同じクラスにいるので全員に合わせた授業は難しく、簡単すぎる人もいれば、難しくてついて行けない生徒もいるのです。
あまり質のいい授業だったとは言えませんでした。。
私がいたクラスは学生のためのクラスだったのですが、隣のクラスは移民向けのクラスで、年配のおばちゃん達が多く、いつも賑やかでした。(よく聞いてみると、英語ではなく、スペイン語の会話が多かったような・・・)
そんなわけで授業に出ずに、観光に時間を費やす日々となりました。
ただ、ホストファミリーが学校の先生夫婦で、毎日熱心に会話してくれるので良かった。
あとは、毎日夕食を食べながらアニメのシンプソンズを見ていたのですが、クローズドキャプション機能をOnにしてくれていて、英語の字幕が付いていたんです。
これが結構ヒアリング力をUpさせたくれたかなーと思いました。
オーストラリア(パース)の語学学校
大学3年の夏休みにはオーストラリアのパースの語学学校に行きました。
この学校は、日本人とスイス人が半分ずつという学校でした。
それ以外に、イタリア人やインドネシア人などが少々。
日本人以外のアジア人が少ないのがオーストラリアでは珍しいと思います。
学校の国籍比率って偏ってるんですよね。その学校の代理店がどこの国にあるかなんだと思います。
夏休みだったので、クラスのレベルによっては日本人ばかりのところもありました。
大体、初級クラスは日本人が多く、中級以上になるとスイス人が多かったです。
スイス人は、ドイツ語圏、イタリア語圏、フランス語圏とありますが、大体ドイツ語圏の人が多いので、もともと英語は(日本人と比べたら)得意に決まってますよね。
私は日本人がいないクラスにいたのと、授業のレベルが結構ハイレベルだったので、ここでは英語力は結構Upしました。
ホストファミリーともかなり親密になり、イタリア系のファミリーだったのですが、おばあちゃんがゆっくりと話をしてくれるので、聞き取りやすく、子供ともおばあちゃんとも毎日たくさん会話をしました。
この頃、TOEICは700点程度でした。
英語力を急にUPさせたのは??
さて、大学3年生くらいからTOEICを毎回受験していたのですが、700点の壁にぶちあたりました。
何度受けても毎回700点なんです。
それが、ある経験で急に800点にUPしました。
1999年年末の欧州旅行のために、毎日ネットで各国の情報やホテルを調べまくっていたんです。毎日2時間くらい英語の情報を読んでいたと思います。
そしたら急にTOEICで100点UPしました。
あら、ビックリ。
私に足りないのは読むスピードだったんですよね。
それはそうなんです。だってTOEICの場合、リスニング能力があって英語を聞き取れていたとしても、選択肢を読み終えるのに時間がかかっていたら正解できないんですから。
英語力とは?
TOEICの点数がUPするのが英語力の一つの指標ではあると思うのですが、TOEICで900点取れても日常会話をスムーズにできない人っていうのもたくさんいると思うんです。
多分、TOEICで600点くらいまでだと、日常生活の英語力とTOEICの点数は結構比例すると思いますが、それ以上になると、ちょっと別なのかなと思っています。
確かにTOEICで800点以上あるとビジネスで英語を読んだり、書いたり、伝えたりは結構できると思います。でも、スムーズな日常会話力は別なんじゃないですかね。
日常会話力って、例えば挨拶のバリエーションに始まり、相手をほめるバリエーションだったり、相づちのバリエーションだったりすると思います。
そういうのは、どのくらい英語だけの生活をしているか、時間に比例します。
日本語を話す機会のない場所に、ある程度、数ヶ月以上住まないと(またはそれに匹敵する時間、英会話のプライベートレッスンを受けるとか)身につかないでしょう。
「日常会話力」という英語力は、ホームステイをすると確実にUPすると思います。
(ただし、できるだけ周りに日本人がいない場所で)
英語学校に半年とか1年とか留学しても、クラスメートに日本人がたくさんいたらきっとそれほど英語力はUPしないでしょう。
最近、英語で習う料理とか、スポーツとかの教室ってありますよね。
英語はあくまでコミュニケーション手段なので、自分の好きな趣味を通して英会話をすると上達が早いのではないかなと思うこの頃です。
または、オンライン英会話もいいかな。そろそろ英語を思い出さないともったいないので、チャレンジしてみようかと思ってます。