子連れタヒチ旅行記(2)出発からタヒチ到着まで

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子連れタヒチ旅行記(1)の続きです。

今回は、出発からホテル到着までのことを書いています。

出発まで

航空券を予約してから準備期間が5ヶ月以上あったので、旅の計画や下調べもバッチリです。

今回の旅行は、4/22出発で5/1に帰京、全部で10日間の日程です。最後の4日間はGWに入っているので、夫も5営業日休みを取っただけで済みました。

タヒチのモーレア島4泊、タヒチからオークランドまで戻る便の機内泊、それからオークランドに3泊です。

出発まではとにかく風邪を引かないように気をつけました。それから荷造りも1ヶ月くらい前からコツコツ進めていました。 DSC_0498_Fotor

(↑預ける荷物はこれで全部。後は手荷物が4つです。)

子供のおもちゃや使い捨て哺乳瓶を買ったり、それぞれの場所でどんな服を着せるか考え(東京は春、タヒチは真夏、オークランドは秋です)、スーツケースを新たに買ったり(全員で旅行に行ったことがないので持っているスーツケースでは足りなかった)、キッチン付のホテルなので食べ物は何を持っていくか、用意することは無限にありました。

出発の当日も、10日間の留守に備えて家をきれいにしていかなくては行けません。

午後2時に出発の予定だったので、昼ご飯を家で食べて、それから冷蔵庫をきれいに整理し、生ゴミは冷凍庫に入れ、植木に水をやり、合間に子供に授乳し、とにかく忙しかったです。

子供の様子はというと、息子(上の子)は、興奮しすぎて夜あまり眠れなかったようです。眠ってるかと思ったら、夢を見て笑い出し、どれだけ楽しみにしてたのでしょう。

成田に出発

成田まではレンタカーで行き、空港で乗り捨てすることにしました。我が家の車だと、6人乗れないので2台別々で行くことになります。それならレンタカーにしようということになったのです。

リムジンバスでも良かったのですが、大人4人と子供の料金+駅までのタクシー料金を考えるとそれほど料金に違いはないですし、とにかく子供の余計な疲れとストレスは減らしたいのです。

そんな感じであたふたと出発しました。成田までは順調に到着し、チェックインカウンターへ行くと、ここでちょっとした問題発生です。

下の子(7ヶ月の娘)の分の航空券が、コンピューターの登録上問題があるというのです。とにかく少し待ってと言われました。30分以上待っても状況が変わらないので詳しく聞いてみました。

下の子は2歳未満なので座席を取っていません。その名前の子供がこの飛行機に乗るという情報は登録されているけど、どの人が親なのか関連付けされていないというのです。

これは、ユナイテッド航空の特典航空券でニュージーランド航空の航空券を予約しているから生じる問題のようでした。

ユナイテッドの予約センターからニュージーランド航空に、座席が必要な人の分はちゃんと情報が流れているけど、座席が不要の幼児について、関連付けされる情報が流れていないようなことを言われました。

結局1時間くらい待ったでしょうか。予約センターのほうで情報を入れ直してくれたようで、なんとか全員分の搭乗券が手渡されました。

そんなこんなで時間をロスしてしまいましたが、そもそもかなり余裕を持ってきているの大丈夫なのです。

その後レストランで夕食を食べて、早めに搭乗口に向かいました。

いざオークランドへ。

乗り込んだのは19時発ニュージーランド航空90便です。オークランド到着予定は 翌朝8:45、成田からオークランドまでは所要10時間50分のフライトです。

私は5回目のニュージーランドでしたが、考えたらニュージーランド航空は初めてでした。以前は、JALか、シドニー経由のカンタス航空で行くか、シドニーからタイ航空で行くなどしていました。

ニュージーランド航空は、機内安全ビデオがユニークなことで有名です。これが、本当に面白かったです。他の航空会社も少し工夫したら良いのにと思いました。普通、機内安全ビデオってそんなに真剣に見てないですけど、ニュージーランド航空のはみんな真剣に見ていました。

飛行機マニアの息子は、初めての国際線で機内の案内などをじっくり見て何か研究しているようです。どこが一番近い避難口なのかなどなどいろいろ聞いてきます。

それから、ニュージーランド航空から子供向けのアメニティグッズやおもちゃをたくさんいただきました。かっこいいバッグに、塗り絵などが入っていて、下の子にはオムツや瓶詰めの離乳食やバナナなどをいただきました。

この瓶詰め離乳食がちゃんとオーガニックのもので、しかも美味しいのです。(普段、瓶詰めの離乳食は一切食べさせたことがなかったので、一応私が味見してみました。)

座席は、バシネットが付けられる壁がある場所で、その列は全員子供連れでした。

さて、離陸後早々に機内食が配られましたが、子供達は機内食の前にはすっかり夢の中で、朝の点灯までぐっすりでした。(娘に寝る前に使い捨て哺乳瓶でミルクをあげました。使い捨て哺乳瓶は本当に便利で楽でした。)

オークランド到着。タヒチに乗り継ぎ。

予定より少し早くオークランドへ到着しました。タヒチまでの乗り継ぎ便出発まで1時間15分しかありません。

少々急いで、タヒチ行きの便が出る搭乗口まで移動します。時間はないけど、途中のカフェでマフィンやコーヒーを買います。子供は朝の機内食をほとんど食べていなかったのでこれが朝ご飯です。

かなり急ぎましたが、無事にタヒチ行きのNZ40便に乗ることができました。今度は4時間のフライトです。

朝10時発なので、日本時間でいうと朝7時です。機内では眠ったといっても普段より睡眠時間が少ないのでまだまだ眠り足りない感じです。 結局、タヒチまでのフライトでも家族全員ほとんど眠って過ごしました。(我が家はみんなよく眠る家族なんです。)

大きなカバン一つ分用意してきた、子供用のおもちゃや絵本やお絵描きセットも、ほとんど使わなくて済みました。

タヒチ到着

自宅を出発したのが日曜日の午後2時ですが、タヒチの空港に到着したのも日曜日の午後5時でした。(日本とタヒチの時差は-19時間でハワイと同じ時差です。)

実際には22時間経過してるんですが、息子にとってはこれが不思議で仕方がないようです。 地球儀を見せて説明したらわかってくれたみたいですが、とにかく、短い人生(約5年)の中で衝撃を受けたことの一つのようです。

(どうでもいいですが、私が4歳の頃に知って衝撃を受けたのは、おたまじゃくしがカエルになるってことですね。ある朝、おたまじゃくしから足が生えてきて驚いたのなんのって。)

そんな感じで、旅行から帰ってきてからも、よく「今タヒチでは○曜日だね」って言ってました。

さてさて、パペーテ・タヒチ国際空港に到着し、到着ロビーに入ると、南国のむわっとした、湿度の高い空気を感じました。

息子は暑い暑いというので、荷物受け取りの前にトイレに行かせて、持っていた半ズボン&Tシャツに着替えさせました。下の娘は、機内で涼しい服に着替えさせてきたので、羽織ものを脱がせてあげました。

大人はというと、私は重ね着していた服を脱ぎ、一番下に着ていた薄い素材のリゾート風ワンピース(でも実は授乳服)になりました。これが夫の両親に驚かれ、「いつの間に現地の人みたいになっちゃってるの?用意がいいわね〜」と良い意味で驚かれました。

だって本当に暑いんです。薄着してても汗が流れてくる感じなんですよ。

空港の雰囲気は、気温以外にも南国ムードむんむんです。レイを掛けてくれる人がいたり、それから建物も屋根が高いポリネシアン建築で、「あ〜(やっと)タヒチに着いたんだな」って気分になりました。

フェリーターミナルへ移動

さてさてのんびりしている暇はありません。急いでフェリーターミナルに移動してモーレア島行きのフェリーに乗らないと行けないんです。

タクシーでパペーテのフェリー乗り場に行きました。すごい荷物の量なんですが、大人4人と子供2人一緒に1台のタクシーに乗れました。

パペーテのフェリー乗り場までは10分〜15分くらいで着いたと思います。結構近かったですし、タヒチの街の中がどんな感じが見る暇もなかった気がします。(道路が入り組んでいて、都会だなという印象)

フェリーターミナルに着いて、チケットを買ったら急にほっとした気分になりました。ずっと乗り継ぎに追われていたので、これで無事にホテルまで着けるなって気持ちです。

フェリーを待っている間に日没があってかなり暗くなってしまいました。フェリーに乗り込むと、この日の乗客はそれほど多くないようで、閑散としています。(日曜日夕方なので、モーレア島に行く人は少ないのでしょう。到着した船から降りる、タヒチ島に帰ってきた人はかなり多かったです。)

IMG_0048_Fotor   船内の様子。後ろ向きに座ると酔いそうな揺れでした。

モーレア島にやっと到着!

結構なスピードでフェリーは進み、立っているのは難しい感じでした。一応船内にカフェがあるのでちょっとしたものを買おうと思っても歩くのが難しいくらい。結構揺れるのでまたここでも少しウトウト。約1時間でモーレア島に到着です。

船を降りると、これから4泊泊まるホテル、レジェンズ・リゾート・モーレア(Legends resort moorea)のバンが迎えに来てくれていました。お迎えは有料サービスなのですが、タクシーがいないかもしれないので事前にお願いしてありました。

フェリーが着いた港からホテルまでは40分くらいのドライブでした。もう真っ暗なので(街頭もほとんどないので本当に真っ暗)、車窓を楽しむこともなく、またしても家族全員でウトウトして、気がつくとホテルに着いていました。

ホテルに着いたのが日曜日の夜8時です。自宅を出発してから25時間、本当に長かったです。でも私はほとんど眠っていた気がするのでそれほどでもなかったです。子供が結構眠ってくれたので本当に助かりました。

ホテルで夕食

ホテルのロビーは半屋外になっていました。ロビーにはポリネシアン様式の屋根がかかっていて、ソファーの先にはインフィニティプールがあって、それはそれは素敵でした。

DSC_0401_Fotor (↑インフィニティプールの昼間の様子)

チェックインの手続きを済ませると、フロントの方が夕食はどうなさいますか?と尋ねてきました。

一応、ウェルカムディナーのためにレストランにお席は準備してありますよ、と。メニューを見せてもらうと、ウェルカムディナーは、ブイヤベースのコースで、お一人様58ユーロと書いてあります。2011/4当時、1ユーロは120円でした。タヒチではチップの習慣がないのが幸いですが、それでも1人約7,000円。全員で3万円は越えることは確実です。

本当は着いた日は部屋でそうめんを茹でて簡単に済ませようと私は思っていたのですが、夫の母が「あら〜ブイヤベースいいわね〜、レストランも素敵!」といってレストランに着席してしまいました。フロントの人の英語を部分的に理解しているので、レストランで食べるものと思ったようです。

そんな感じで、まぁ長旅で疲れているし、とりあえずレストランで頂くことしました。

「子供のメニューはどうなさいますか?」と尋ねられ、キッズメニューを見てみると、息子は多分食べなさそうな物ばかりです。(小学生になった今ではほとんどのものを食べられますが、当時は普段食べているものと見た目が少しでも違うとなかなか食が進まなかったのです。)

すると、シェフがわざわざ出てきてくださって、「お子さんが召し上がれるものを何か作りましょうか?メニューになくても大丈夫ですよ」と言ってくれるのです。

少し恥ずかしかったのですが、「チャーハン(Fried rice)は出来ますか?」と聞いてみました。すると、シェフは「もちろんですよ」と言ってくださいました。

そこに息子がすかさず「野菜は入れないで!お肉だけのにして!」とまたまた恥ずかしいことを言い出します。 長旅だったので、とりあえずお腹いっぱい食べてもらうことが大事だと、シェフに「お肉だけのチャーハン」をお願いしました。

出てきた料理は、どれもこれも美味しくって本当にビックリでした。

フランス領は料理が美味しいっていうけど、本当にレベルが高い!ウェルカムドリンクのマンゴージュースも美味しかったし、前菜のカルパッチョも、美味しかったですが、メインのブイヤベースの美味しいこと!多分人生で食べた美味しい物ベスト10に入ります。

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それから、息子のチャーハンですが、これがビックリ!本当に美味しいのです。

フランス料理なので、普段食べている中華のチャーハンとは全く別の料理なのですが、これがいったい何で味付けているのかわからないのですが、美味しいのです。息子も美味しい美味しいと普段よりもたくさん食べていました。

お肉だけのチャーハンをあれだけの味にできるシェフはすごいと思います。

お値段も高かったですが、このディナーは長旅の疲れを吹き飛ばす、ハイレベルなお味でした。そして余った料理は持ち帰りパックに入れて部屋まで運んでくれました。

次回は、やっとモーレア島の滞在について、です。

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