子連れタヒチ旅行記(5)オークランド到着と観光

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子連れタヒチ旅行記(1)計画・準備編

子連れタヒチ旅行記(2)出発からタヒチ到着まで

子連れタヒチ旅行記(3)モーレア島の過ごし方

子連れタヒチ旅行記(4)モーレアからタヒチ島へ移動の続きです。

今回は、ニュージーランドのオークランドでのストップオーバーについてです。タヒチの旅行記というより、子連れニュージーランド旅行記ですね。まずはオークランド前半です。

オークランドでストップオーバー

今回の3世代旅行では、前半はタヒチのモーレア島で4泊滞在し、後半はフライトのストップオーバーを利用し、ニュージーランドのオークランドに3泊しました。

以前の「マイレージプラスの特典航空券(1)25000マイルでタヒチ」にも詳しく書いたのですが、この旅行の航空券は5人分、ユナイテッド航空の特典航空券です。

当時は、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空の合併による混乱(?)で、1人25,000マイルでタヒチまで行くことができ、さらにニュージーランドにもストップオーバーすることができました。オークランドまでの特典航空券の必要マイル数は当時50,000マイルだったので、本当におかしな話だったのです。

ニュージーランドだけなら50,000マイル、さらにタヒチに行けば25,000マイルで良いなんて。

その後すぐに、規約は改正され、2015年2月現在だと、タヒチまでは同じ25,000マイルでOKなのですが、ニュージーランドでストップオーバーするには45,000マイル必要となっています。

とまあ、せっかくニュージーランドにも滞在出来るのだからと、オークランドに3泊することにしました。

実はニュージーランドは、私が20歳のとき初めて訪れた外国です。その3年後、大学の卒業旅行でオークランドから南島のクイーンズタウンまで列車で横断したり、そのまた2年後の世界一周旅行の際には母が合流して北島をドライブ旅行したりと、とにかく大好きな国です。

夫の家族は全員初めての訪問だったのですが、みんなニュージーランドの美しい緑の景色に魅了されたようです。もともとナチュラル指向の家族なので、ニュージーランドの景色や、食べ物をすっかり気に入ったようで感動して、こんなところに住みたいわね、なんて言っていました。

オークランド空港到着

さて、タヒチを金曜の1:20(気分的には木曜日の深夜ということ)に出発したフライトは、オークランド国際空港に土曜日の朝5:25に到着しました。

ここでまた息子は、日付変更線を通過したことで消えた金曜日について不思議がっていました。その日が誕生日だったら困っちゃうね、なんて言ってました。

まさかのロストバゲージ

さて、ここで問題が発生しました!今度は結構困る問題です。

スーツケースが一つ出て来ないのです!しかも、一番大切な物が入っているスーツケースです。夫の母の荷物一式と、私と子供がニュージーランドで着ようと思っていた衣類が入っているスーツケースです。

いつまでたっても出て来ないので、クレームカウンターに行ってみました。特に謝ってくれるわけでもなく、もし荷物が見つかったらどこに届ければいいのか、といった規定の書類を書くように言われました。

もしかしたら見つかるかもしれないし、もしかしたら見つからないかもしれないと言われ、しょうがないので、ホテルに行くことにしました。

夫の母はすっかり意気消沈です。もしスーツケースが見つからなかったら、補償されると言っても、タヒチで買ったショールやお土産は戻ってこないのね、と。

こんなときに、と旅行保険の規約をネットで探して見てみると、「航空機寄託手荷物遅延等費用」という項目がありました。

「航空会社に預けた手荷物の到着が6時間を超えて遅れた場合、お客さまが目的地への到着後、96時間以内に購入した衣類・生活必需品の費用およびやむを得ず必要となった身の回り品の費用などを、10万円を限度としてお支払いします。」とあるではないですか。

今まで海外旅行保険は、クレジットカード付帯のもので済ませていましたが、今回はクレジットカードを持っていない子供のことがあるので、念のために普通の旅行保険に入ってきたのです。(クレジットカード付帯の旅行保険にも、ゴールドカード等は、同様の補償があるようです)

旅行保険の請求は初めてなので、どのくらい戻ってくるものなのかわかりませんが、とりあえず、ホテルにチェックインして休憩したら、ショッピングセンターに必要な物を買いに行くことにしました。

オークランドのホテル「オークランド・タカプナ・オークス」

オークランドの3泊は、Expediaで「オークランド・タカプナ・オークス(Auckland Takapuna Oaks)」というホテルを予約してありました。

このホテルは市街中心地から少し離れた、オークランドの北側の住宅地にあります。観光地としてメジャーな、デボンポートから車で5分くらいのところです。

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タカプナという地名がホテル名についてますが、ベイズウォーターという場所にあります。オークランドのフェリー乗り場からベイズウォーターまで船で行くこともできます。(フェリーで約10分、フェリー乗り場からホテルまで徒歩10分弱)

なぜこのホテルにしたのかと言うと、レンタカーでの移動が主なので、市街中心である必要もなく、駐車場の利用が便利なところが良かったからです。市街中心部だと渋滞問題もあるし、駐車スペースの台数に限りがあったり、駐車料金を取られたりするホテルもあるので。

それからキッチン付きのアパートメントホテルで、部屋が綺麗で広くて、そして、このホテルの立地からの景色が最高だからです。

地図を見てもらうと分かるのですが、部屋によっては、ハーバーブリッジやオークランドシティの景色が眺められるのです。

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空港からホテルまでは、レンタカー(エスティマ)で約40分くらいでした。オークランドは通勤ラッシュが最近問題になっているようで、ラッシュの時間帯は北側と南側を行き来するハーバーブリッジを通るのはかなり時間がかかるようです。この日は時間が少し早かったので、大丈夫でした。

ホテルにチェックインしたのが朝7時くらいでした。部屋が空いていたら使ってもいいと言われていたのですが、まだ用意が出来ていないので、準備が出来るまでラウンジルームで待っていてと言われました。

ラウンジルームには大きなソファがいくつかあるので、みんなそれぞれ仮眠することに。と思ったら、10時前に部屋の準備が出来たので入ってもいいですよと言ってもらえました。

今回は、1ベッドルーム+リビングの部屋を一つ(夫の両親用)と、2ベッドルーム+リビングの部屋を一つ(私達家族用)の合計2部屋に分かれて泊まります。

部屋に入ると、「あー、文明化されたところに来たな〜」と思いました。

というのも、モーレアのホテルが、見た目はとってもお洒落でスタイリッシュなヴィラですが、エアコンの効かない部屋はあり、虫はたくさんいて、という環境で、ものすごい自然の中にいた感じがしていたのです。それが、オークランドでは、普通に部屋全体が温度調節されていて、虫もいなくて、しかも、シャワールームに床暖房まである快適なホテルに来て、なんだかそう思ったんです。

小さい頃は、(大嫌いだったけど)虫だらけの大自然で育ったはずなのに、自分がすっかり都会の暮らしが身に付いてるようで、少しダメだなと思いました。

とにかく、このホテル、静かで快適で本当に良かったです。夫の両親も静かな場所が好きなので、オークランドという都会にある、この静かなホテルがとっても気に入ったようでした。

そして、まさかこの3ヶ月半後にまたこのホテルに来ることになろうとは思っていませんでした。(ホークスベイのワイナリー巡りなんですが、この旅行記もそのうち書くつもりです)

↓(上)ホテルの隣は、とても気持ちの良い広大な芝生の公園。(下)ホテルの向かい側は典型的なニュージーランドスタイルの戸建が並ぶ閑静な住宅街

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ショッピングセンターに買い物へ

ロストバゲージした荷物も届かないので、ホテルの部屋で十分仮眠した後、ショッピングセンターに必要なものを買いに行くことにしました。

夫のお母さんの荷物がまるまるない訳ですから、とりあえずの化粧品や下着やパジャマ、暖かい洋服などが必要です。。オークランドの4月末は、秋なので、朝晩はそれなりに冷え込みます。日中は天気が良ければ暖かかったですが、それでも長袖の羽織るものが必要な天気でした。

ショッピングセンターは、シティ中心にもいくつかあるのですが、ハーバーブリッジを通る移動は帰宅ラッシュに遭うと面倒なので、オークランド北部の街のアルバニーにある、ウェストフィールド・アルバニーに行くことに。

オークランドは北部に新しい住宅街がどんどん広がっている感じなので、北側のほうが新興住宅地という感じです。ちょっと新しくお洒落なお店が多い気がします。

それと、ショッピングセンターなら、日本でも同じですが、郊外のほうが駐車場も広いし、お店の中もゆとりがありますよね。

ウェストフィールド・アルバニーは、広いですが、お店が一直線に並んだ造りになっていてわかりやすいです。迷うことはないのでグループで行ってそれぞれ見て周るにも良いと思います。

ブランド店などはあまりなくて、普段使いのお店が多いです。とにかく吟味して夫のお母さんの必要な買い物を終えて、少しだけ自分の買い物もしました。

ニュージーランドでいいなと思うのは、オーガニックのサプリメントや自然素材のコスメ用品です。サプリメントは蜂蜜を使ったものも多いです。子供用のビタミンのサプリメントも豊富で、店員さんが言うには、ニュージーランドでは風邪気味のときに、薬ではなく、ビタミン系のサプリメントを飲むんだよと教えてくれました。

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←子供用のビタミン。飴のように舐めたり噛んだりするタイプで、すっぱいけど食べやすいようです。

我が家ももともとあまり薬には頼りたくない考えなので、このショッピングセンターでもいくつかハーブや蜂蜜のサプリメントを買いました。

それから、オーストラリアのメーカーなのですが、カントリーロードという洋服メーカーの子供服がとっても良かったです。綿の素材がとっても気持ちよくて、子供がいつもここで買った服を来たがるのです。

そうそう、このショッピングセンターのフードコートでランチを食べていたとき、私がトイレに行ってる間に、またまた夫の両親は地元の家族と打ち解けて、楽しそうにしていました。

デボンポートのカフェで夕食

一旦ホテルに戻ってから、夕食に行くことにしました。とくに宛てもなかったのですが、昔デボンポートに来たときに良さそうなカフェやレストランがあったのを覚えていたので、その当たりに行ってみることに。

とりあえず駐車場に車を止めて少し歩くと、「マヌカ」というカフェレストランが良さそうだったので入ってみました。

ニュージーランドは大抵のレストランで子連れに優しいイメージですが、このお店でも、入るとすぐに子供用の塗り絵とクレヨンを持ってきてくれました。

タヒチから来るとなんでも安く感じてしまうので、レストランでも思いっきり食べたいものをそれぞれ頼むことにしました。(2012年4月下旬の為替は、1ニュージーランドドルが約67円でした。2015/2現在88円なので、物価が3割も違うことになりますね。)

ピザ、ラムシャンク、サラダ、クラムチャウダー、サーモンソテー、ナゲットとフライドポテトのキッズメニュー、ジュースやカフェオレなどなどで総額100ドルでした。こんなに食べて7,000円以下とはすごくお得だなと感じました。(今行くと、9,000円なんですよね。このくらいで妥当かもしれません。)

味もどれも家庭的な感じもあり、でもとても美味しくって、店員さんも優しくて、マヌカがすっかり気に入りました。

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この日の夜は、久々に快適な温度の部屋で、そしてとっても静かなので、ぐっすり眠ることが出来ました。

オークランド2日目

朝食は、ホテルのラウンジルームで無料サービスがあります。トースト、シリアル、バナナやリンゴ、ヨーグルト、コーヒー、ジュースといった簡単なものですが、サービスなので十分でした。

さて、この日はオークランド観光です。

まずは子供のために、ケリータールトンズというペンギンがたくさんいる水族館に行くことにしました。

この水族館は、タマキドライブという道路沿いの、シティから行くとミッション・ベイの少し手前にあります。

ホテルからは、ハーバーブリッジとシティ中心を通ってぐるっと周る感じなので、大体40分くらいのドライブです。

夫の両親は、帆の街と言われる美しいオークランドの景色にすっかり見入っていて、「景色がきれいすぎるから運転するのも危ないな、ぼーっとしているつい見いってしまう」と言っていました。それから、どんなわずかな道路脇も、緑の草が綺麗に刈られているので、「こんな広大な場所の草刈りをしていると思うと気が遠くなる」と言っていました。

確かに、日本の道路脇って結構草ぼうぼうだったりしますが、オークランドはどこに行っても綺麗に刈られていました。

ケリータールトンズ(水族館)

日本でもそうですが、水族館の入場料って結構高いですよね。ケリータールトンズも、ファミリー割引などもありますが、大人4人と子供1人で大体130ドルくらいで、当時のレートで約9,000円でした。(この日は知りませんでしたが、オンラインで事前に予約すると少しお得なようです。)

ケリータールトンズは、南極探検家の名前なので、この水族館にはケリーさんの南極探検の資料や、南極探検の展示もたくさんあります。

それから、南極探検の(?)乗り物に乗って、ペンギンがたくさんいるところを見学できるようになっています。

ときどきちょっとした滑り台とか、巨大なサメの口の中に入れる展示など子供が喜ぶポイントがたくさんあって、息子はかなり喜んでいました。それと、意外と夫の両親が楽しんでいました。水族館って、大人だけだと意外と行かないですしね。

ミッションベイでランチ

水族館のあとは、近くのミッション・ベイにある有名なカフェレストラン、メッカ・ストーンハウス(Mecca Stonehouse)でランチを食べました。

このレストランは庭も広く、石造りの大きな建物です。結婚パーティーでもよく使われているようですが、この日も大人数のグループの誕生パーティーが開かれていました。

メニューは昨夜のマヌカととても似た感じで、ステーキサンドイッチとか、フィッシュ&チップスとか、チキンソテーなどなど。

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1人1皿ずつと飲み物を頼んで全部で120ドルくらいでした。お店の雰囲気も素敵だし、食べ物を普通に美味しいのですが、個人的には昨夜のマヌカのほうが、なんだかアットホームで好きです。

ランチの後は、ミッションベイのビーチ沿いを散歩しました。

ミッションベイは、関東だと湘南のようなところだと思います。ビーチ沿いに飲食店もたくさんあって、休日はものすごい渋滞するようです。

↓ミッションベイの様子(右下)ランギトト島も綺麗に見える

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公園遊び

ミッションベイからホテルに戻る途中、水族館に来るときに通って息子が寄りたいと行っていた公園に寄ってみることにしました。

後で地図で見てみると、オラケイ・ドメイン(Orakei Domai)というところでした。

日本でも少し増えてはきたみたいですが、ニュージーランドの公園は、遊具下の地面がクッション性のある素材になっていて、とても安全面も考慮されている気がします。しかも遊具もお洒落でとっても面白そうです。

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子連れなら、お金をかけずに、こうやって郊外の公園巡りをするだけで十分楽しいと思います。しかも、公園にはバーベーキューコンロがあるので、食材をスーパーで買って、バーベキューをして、子供は広大な公園で遊ぶ。素敵ですね。(ただ、ニュージーランドでは公共の場で飲酒すると罰金が課せられます。)

子供はすっかり地元の子供に混ざって楽しそうに遊んでいました。

夕食(不思議な日本食レストラン)

さて、ホテルに戻って休んだ後、夕食はどうしようか、ということになりました。久しく日本食も食べていないので、今夜は日本食が良いねということに。

ネットで調べて、近くのタカプナの街にある日本食レストランに行くことにしました。ところが、駐車場に車を止めて、その目当てのレストランを探しても探しても見つからないのです。もう、しょうがないので、近くにあった別の日本食レストランに入ってみました。

このお店、いろいろな意味ですごかったのです。(要は、よく海外にある、韓国系や中国系の方が経営する日本食店なのですが)

店内は日本の居酒屋風で小上がり席もあります。なかなか良い雰囲気です。

メニューを見てみると、日本の地方の料理なんかもあり、結構”通(つう)”な感じです。

お味噌汁や、お寿司のセット、餃子、唐揚げ、枝豆、漬物、中には、ニュージーランドっぽいメニューもあったので、フライドチキンロールなどを頼みました。

まず枝豆は普通でした。それからなぜか次に出てきたのはお味噌汁。そうか、スープって普通コース料理だと最初に出てきますからね。このお味噌汁、全く出し汁の味がしません。味噌を溶いて乾燥ワカメを入れただけのようです。

漬物は、完全にピクルスでした。

それとお寿司はうーーん、かなりイマイチです。

ただ、フライドチキンロール(唐揚げが入った裏巻き寿司)はとっても美味しかったです。餃子も意外と美味しいし、唐揚げも美味しいです。

こういうお店(海外のニセ日本食店)って、日本にしかない食べ物は食べないほうがいいんですね。欧風に変化した食べ物は普通に美味しいのですが、日本の伝統的なものだとどうしても「この料理はこうあるべき」というのがあるので、美味しいとは思えないんですね。

それから、このお店には日本人の店員さんが1人も居ませんでした。みんな韓国系の方のようです。

外見は完全に日本人で、ハッピにねじりハチマキ姿なので、夫のお父さんは何度も日本語で話し掛けていました。「見た目が日本人だからつい日本語が出ちまうなー」って。(ちなみにお父さんはチャキチャキの江戸っ子です)

いえいえ、見た目が完全に外国人の白人の方にも普通に日本語で話してましたけど、ってツッコミたくなりましたが。

このお店、(お味噌汁とお寿司以外は)別に美味しくなかった訳でないので、こういうお店に来たのも結構良い思い出になって良かったなと思いました。

4歳の息子も、やっぱりダシの味や、日本食の基本となる味って大事だと分かったようです。

長くなりましたので、ニュージーランド後半に続きます。ロストバゲージの荷物の話も後半に。

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