子連れタヒチ旅行記(6)クメウ(Kumeu)地区ワイナリー

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子連れタヒチ旅行記(1)計画・準備編

子連れタヒチ旅行記(2)出発からタヒチ到着まで

子連れタヒチ旅行記(3)モーレア島の過ごし方

子連れタヒチ旅行記(4)モーレアからタヒチ島へ移動

子連れタヒチ旅行記(5)オークランド到着と観光の続きです。

今回は、ストップオーバーしたオークランド観光の後半です。

ロストバゲージした荷物がホテルに届く!

さて、タヒチからニュージーランドのオークランドに到着し、一番大事なスーツケースが出て来なかったことを前回書いたのですが、無事に戻ってきた話です。

それは、オークランド空港に到着してロストバゲージに気づいてから約12時間後のことです。荷物が届かないからと郊外のショッピングセンターに買い物に行って帰ってきたら、ケンタッキーのカーネルおじさん似のフロントマンが「あなたの荷物が届いてますよ」と言うのです。

チェックインするときに、ロストバゲージの話をしてあったので、もし荷物が届いたら部屋に連絡して欲しいと伝えてありました。

この時は本当にみんなで喜びましたよ。夫のお母さんがずっと暗くてお葬式状態だったのですから。(タヒチで買ったお土産とストールが諦められなかったそうで)

このカーネルおじさん、本当に良い人で、この旅行の3ヶ月半後に再びこのホテルに宿泊したときにも再会出来て、嬉しかったです。

さて、どうしてどこでスーツケースが見つかったのかわかりませんでしたが、ニュージーランド航空から、ただポンと宅急便で届けられました。

海外旅行保険請求のこと

旅行保険の「航空機寄託手荷物遅延等費用」というので、10万円まで必需品の購入代金が補償されるとのことだったので、とりあえず、この日ショッピングセンターで買い物した分については補償対象だろうと思いました。

ニュージーランド航空に補償を求めることもできるかもしれませんが、過去のエア・カナダの例(過去のロストバゲージ(1)に詳しく書いています)からしても、そこまでの金額が補償されるかどうかわからないので、とりあえず旅行保険のほうに請求してみようということに。

そのために必要な書類をもらわなくてはいけません。荷物が出て来なくて手元に届いたのが6時間以上後だったと書かれたニュージーランド航空からの証明書が必要です。

これはオークランドから成田に帰る日の朝、空港でもらっていくことにしました。

この書類をもらうのが意外と面倒でした。そもそも朝出発の便なので時間もそんなにないところ、子連れで自由に動き回るのも面倒なのに、チェックインカウンターで尋ねると、そういう書類は空港の隣の建物にある事務所に行ってくれと言うのです。

歩いて数分だけど、こちらは7ヶ月の子供連れですし、ちょっとの移動でも簡単ではないです。そして、行ってみると、書類を出してもらうのに結局30分程かかり、本当に面倒でした。

帰国してから旅行保険の会社に電話し、経緯を説明すると、詳細を記入する書類一式を送ってくれました。そこに必要書類を添付して、レシートと買った物の内容を細かく記載したりして、提出すると2週間程でこちらが指定した口座にお金を振り込んでもらえました。

買ったものは、化粧品(化粧水、乳液、洗顔フォーム、ファンデーション、眉ペン、口紅など)、セーター1枚、下着1式、パジャマ、子供のパジャマで、総額5万円程でした。化粧品はディスカウントスーパーで安いのを買ったのですが、それでも結構な金額になりますよね。

これが例えば添乗員同行のパックツアーだったとしたら、時間もないので、ホテルの売店で買うことになるかもしれません。今回は下着も2枚で500円みたいな安いところで買いましたが、もし、こういうスーパーに気軽に行けない旅行だと、あっという間に10万円近い金額になるかもしれません。

旅行保険に入るときは、今度から「航空機寄託手荷物遅延等費用」の項目はきちんとチェックしようと思います。

オークランド3日目

さて、オークランド3日目の朝食は、せっかくなのでニュージーランドらしい朝食も食べたいね、ということで、ホテルのサービスのものではなく、初日の夕食で気に入ったマヌカに行こうということになりました。(マヌカの公式サイトリンクです)

マヌカでは、エッグベネディクト(16.8NZ$)や、パンケーキ(16.8NZ$)、BIGブレックファスト(ハムやベーコン、卵料理たっぷりのもの19.8NZ$)などそれぞれ好きなものを頼みました。(コーヒーは大体4ドルです。)

エッグベネディクトは、ニューヨークの美味しい朝食のお店サラベスが進出してきた頃から、日本でもかなりメジャーになってきましたが、夫はこのときまで知らなかったそうです。私が美味しいよ、と薦めたら、すっかり気に入っていました。

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さて、このマヌカでも夫の父は、1人でコーヒーを飲みに来ていた初老の男性に話しかけ、仲良くなっていました。

ただ、途中から、英語の会話が難しくなってきたらしく、私を呼んで、「ちょっと交代」というのです。「え?」と思いながら、そのおじ(い)さんとお話してみると、近所に住む人だということです。職業はカメラマンで世界中の風景を撮っていたから、最近やっとオークランドでゆっくりしているとのこと。

デボンポートは本当に良いところだけど、そのおじ(い)さんが自宅を購入した時はそこまでではなかったけど、最近すっかり不動産価格が高騰化してしまって、今だったら手が出ないよと言っていました。

確かに、ニュージーランドに移民する人はほとんどがオークランドに住むわけだし、オークランドの人口は増える一方で不動産価格が上がってるらしいですね。

私も本気でニュージーランドに移住したいところです。

 再び公園遊び

朝食の後、すぐに出掛けようと思っていたのですが、公園を目にして、息子が黙っていません。4歳の子供にとっては、これから行くワイナリーより、目の前の公園のほうが絶対楽しいに決まってるのです。「ちょっとだけ遊びたい」の声に根負けし、少し遊ぶことに。

マヌカの目の前で、デボンポートのフェリー乗り場のすぐ前の公園です。地図で見ると、ウィンザー保護区となっています。

ここも、昨日のオラケイ・ドメイン同様、楽しそうなシーソーやブランコなどの遊具があり、地面もクッション地です。

地元の人もたくさん遊んでいて、一緒になって遊びました。子供がいると地元の人とも自然に触れ合えて、何気ない時間も楽しいものだなと思いました。

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クメウ(Kumeu)地区の ワイナリー

オークランド最後の日となるこの日は、オークランドから30分程の距離の場所にあるワイナリーに行くことにしました。

フェリーで行くワイヘキ島のワイナリーと迷ったのですが、今回はクメウ地区へ。

ニュージーランドの良さは郊外の景色にあると思います。どこまでも続く緑の景色をドライブするのが何よりニュージーランドらしさを感じると思ったので、今回はオークランド郊外のドライブを楽しむことにしました。

クメウ地区にはホテルからだとちょうど1時間くらいで到着しました。どのワイナリーに行くか詳しく調べて来なかったので、通りすがりの雰囲気で決めて、Matua valleyというワイナリーを訪問しました。

こちらのワイナリー、庭が広くて、私たち家族にはピッタリな場所でした。

到着して、セラードアに行ってみたのですが、試飲しているお客さんがたくさん居たので、「ちょっと散歩してみてもいいですか?」と聞いてみたら「是非どうぞ」と。ということで、まずは近辺の散策です。

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ぶどう畑を見て、羊や馬を見て、なんて素敵なところだろうと家族みんなで旅行の最終日をゆっくり過ごせました。

十分散策したところで、セラードアでちょっとした食べ物やワイン、ジュースを購入し、お隣のウッドデッキで遅い昼食にしました。朝食を遅めの時間にたっぷり食べたので、サラミやクラッカーやチーズの盛り合わせでちょうど良いくらいです。

実は、ワイナリーに来ておいてナンですが、夫の家族は全員お酒が飲めないのです。なので、このワイナリーでもワインは私が白ワインを1杯頼んだ他は全員ジュースを頼むことに。

ワイナリーなのに申し訳なかったのですが、ただ、みんな味には興味があるので、数滴私のワインを飲んでみて、香りを楽しんでいました。

それから夫の母は、このワイナリーに来てすっかりニュージーランドを気に入ったようで、「こんなところに住みたいわ」と連発していました。このワイナリーから、昨日行ったショッピングセンターのウェストフィールド・アルバニーが車で20分で着くと知り、さらに、「便利だし、住んだら最高ね!」って興奮していました。

子連れでワイナリーってどうなんだろう?と思っていましたが、オークランド南部には子供の遊具があるワイナリーがあるらしいです。雰囲気的には、混んでいない時期であれば、庭が広いところも多いですし、併設のレストランで食事をしたり、子連れワイナリー巡りも悪くないですね。(実際、この3ヶ月半後にホークスベイでワイナリー巡りをしました。夫は飲めないのでドライバーです。)

ニュージーランド最後の夜

さて、とうとうニュージーランド最後の夜です。

10日間の長い旅行もあっという間です。

最後なので、ちょっと特別なディナーを食べようと思いました。

ずっとオークランドは郊外を巡っていましたが、思い浮かんだのは、(フェリー乗り場の隣)プリンセス・ワーフの先端にあるヒルトンホテルのシーフードレストラン「FISH(フィッシュ)」です。

オークランドのヒルトンホテル自体が豪華客船のような外観をしているのですが、もしこのホテルにキッチン付きの部屋があれば絶対こちらに泊まりたいくらい立地や雰囲気が好きなホテルです。

電話で事前に予約して車でヒルトンに向かいました。ヒルトンの駐車場はヴァレーパーキングのシステムなので、玄関前で係の人に車を預けます。(駐車場代は手前の時間制の駐車場のほうが安いと思います)

ホテルの中はとてもお洒落で気分が上がります。この日レストランには、私たち以外は、10人くらいの地元の人のグループが居て、どうやら一番年長のおじいさんの誕生日パーティーのようです。

このレストランは、ワンディッシュが大体20~40ドルくらいの価格で、雰囲気の割りにはリーズナブルだと思います。この日頼んだのは、夫はサーフ&ターフ、私はサーモングリル、夫の両親はシーフードプラッター2人分です。

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シーフードプラッターは、牡蠣、海老、蟹、アサリといったすごい量のシーフードの盛り合わせで旅行最後の夜のディナーは大満足でした。

飲み物含めて、これで1人大体5,000円程度でした。

息子はずっと折り紙を折って大人しくしていたのですが、隣の誕生パーティーグループの中にいた女の子が、つまらないらしく、歩き回って私たちの方にもときどきやってくるのです。

せっかくなので、息子からその女の子に折り紙をいくつかプレゼントしました。

DSC_0762_Fotorその女の子は折り紙で作ったチューリップをかなり気に入ったらしく、頭に差して喜んでくれました。身長が息子より軽く10センチ以上大きかったので5、6歳かな?と思い、年齢を聞いてみたら、実は、息子と同じ4歳でした。ニュージーランドの子供は日本人と比べたら身長が大きいですよね。

こんなこともあり、最後の夜は大人も子供も良い思い出が出来ました。

とうとう帰国。成田へ。

帰国日は、朝8時半のフライトなので6時には着くようにホテルを出発しました。レンタカーを返して、荷物遅延の証明書をもらっていたら結構時間がなくなってしまいました。

結構ギリギリで出国審査を終え、搭乗ゲートへ。

オークランド空港の中は、ちょっとしたお土産がいろいろ売っているので、もっとゆっくり見たかったです。

帰国便も行きと同じバシネットを付けられる壁の真ん中の座席です。窓際の席は、ニュージーランド在住の日本人の女性で、出産したお子さんが4ヶ月になったので初めて日本に連れて帰るという若いお母さんでした。

この女性、1人で4ヶ月のお子さんを連れているので何かと大変そうです。機内持ち込みギリギリサイズの大きな荷物も持ってますし、赤ちゃんはずっと抱っこです。

帰りのフライトは昼便だったのですが、息子は相変わらず機内チャンネルに夢中でトイレに行こうと誘わないと全く動こうとしないくらいですし、7ヶ月の娘もたまに座席で座って遊ばせれば、大体はバシネットの中で寝転んで大人しく遊んだり、いつの間にか眠っているという感じです。

なので、私は隣の赤ちゃん連れのお母さんが食事をするときや、トイレに行かれるときは、その赤ちゃんを抱っこしてあげることが出来るくらいの余裕がありました。(あの頃と比べると今のほうが大変かもしれません。他の子を抱っこしたら娘の焼きもちが激しいので。)

さて、帰路はこんな感じでゆったりと帰ってくることが出来ました。

行く前は、初めての子連れ旅行で体力は持つのか、子供は大丈夫かと不安がありましたが、行ってみると、心配するほどのことはなく、なんだか日常生活まで、もっとアクティブに出来るのかなと自信が付いた気がします。

息子は初めての外国に興奮覚めやらずといった風で、しばらく「今日はタヒチは○曜日だね」とか、フランス語の挨拶をしてみたり、ニュージーランドの交通ルールは日本とこう違ったとか、毎日のように思い出を話していました。

夫の両親も本当に楽しかったようで、本当に頑張って行って良かったなと思える旅行でした。

(これで自信がついて、この3ヶ月半後に再びニュージーランドに行ってしまうのですが、、この旅行記もそのうち。)

最後に、この旅行の思い出をまとめておきます。

モーレア島で印象に残った出来事は、

着いた日にレストランで食べたブイヤベースと子供用に作ってもらったチャーハンの美味しさにさすがフランス領と感じたこと。しかし、値段もしっかり高かったこと。

蚊にたくさん刺されたこと。

海にたくさんのナマコがいたこと。

モーレアのホテルスタッフの笑顔が、心の底から穏やかで幸せなこと。

オークランドで印象に残った出来事は、

自宅にいるような居心地の良いホテル。

カフェ・マヌカの心地良さと朝食のエッグベネディクの美味しさ。

大きな公園が一面芝生で大人でも走り回りたくなるくらい気持ち良かったこと。

息子の折り紙を女の子がとても喜んでくれたこと。

——

こうやって思い出を振り返るだけでまた行きたくなります。タヒチもニュージーランドも。(また1年半後にニュージーランドには行く予定です。)

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